月せいぜい1、2日の会議にしか出席していないのに、京都府教育委員に支払われる報酬が高すぎるとして、市民ウォッチャー・京都が京都府監査委員に提出していた、住民監査請求の結果が、本日(2010年1月13日)届きました。結果は棄却。
京都府は、教育委員に対して月27万円(委員長は30万円)の報酬を支払っていますが、これは勤務実績に関係なく支払われる「固定給」です。ところが教育委員の活動は、月1、2回開催される会議への出席以外、明示できるものはありません。月数日働いただけで(しかも1回の会議時間は長くても2時間、短いときは30分もかからない)これだけの報酬を支払っているのは違法であり、勤務日数に応じて支払うことを定めた地方自治法にも反している、というのがこちらの主張。
これに対し監査委員は、教育委員の業務には、「単に委員会等の出席だけでなく、事案等の検討に当たっての事前準備や事前調整、事務局等への指示、高度な知識・経験を維持・取得するための調査研究等、出席等の日数だけでは計測できない業務が幅広くあり、その実態を踏まえると、勤務日数に応じて報酬を支給することは、業務実態に即したものとは言い難い」と判断し、われわれの請求を棄却しました。
実は同趣旨の監査請求は、2009年3月、行政監視機構という別の市民団体が行っており、やはり同じ理由で棄却されています。だから今回の請求の際、われわれは、「前回の監査では、各委員の勤務実態について具体的に検討することなく、勤務日数に応じて報酬を支給することは、業務実態に即したものとは言い難いと判断されているが、どんな勤務実態なのか、委員一人ひとりについて十分調査してもらいたい」と要求していました。
しかし、監査結果を見ても、教育委員の勤務実態を具体的に検討した形跡はなく、担当部署職員の説明を鵜呑みにしただけで結論を出しています。
なお、山田啓二京都府知事は2009年3月、教育委員を含む行政委員全体の報酬に対し、「他府県の動向を注視しつつ、勤務実態を踏まえ検討していく必要がある」と表明しているのですが、10か月経った現在も何も是正していません。
行政委員報酬 府、月額制見直し検討 山田知事「勤務実態踏まえ」:京都新聞